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世界最小の鳥 マメハチドリの子育て 巣作り編

マメハチドリという鳥をご存知ですか? 世界最小・最軽量の鳥で、世界でもキューバでしか見ることが出来ない、珍しい鳥です。

こちらはオスのマメハチドリ。細い枝先に止まっているのを良く見かけます。体長は嘴の先から尾っぽの先まで入れてもわずか4センチ、体重は1.6グラムしかありません。1円玉2枚より軽いと言えば、その大きさがお分かりになるでしょうか。

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それでもイメージが湧かないかもしれませんので、ここで面白い写真を。

マメハチドリとトンボのツーショットです。いかがですか? 実際に飛んでいる姿を遠くから見ると、昆虫と見間違えてしまう大きさです。

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メスはオスよりも一回り大きいですが、それでも体長は6センチほど。色彩が地味なので、見分けるのは簡単です。ホバリングしながら花の蜜を吸います。

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マメハチドリの繁殖期は春。子育てに関する全てを司るのはメスです。巣の材料は植物の綿毛等の繊維。上手にホバリングしながら編み込んでいきます。

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過去に使っていた古い巣を見つけたので、手の大きさと比べてみると・・・本当に小さな、かわいい巣ですね。

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巣が完成すると、メスは2個の卵を産みます。卵の大きさは6.5ミリ、重さ0.3グラム。小豆ほどの大きさです。もちろん鳥の卵の中では最小・最軽量です。

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およそ2週間、メスは単独で卵を温め続けます。

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というわけで、感動の子育て・巣立ち編へと続きます。お楽しみに!