モラの聖地 パナマ サンブラス諸島の水上コテージ
先日放送された「パナマ絶景の旅」、いかがでしたか? パナマは観光客がとても多く、中でも一番の人気はパナマ運河ですが、その次に人気なのが、カリブ海に浮かぶ美しいサンブラス諸島です。今回は、ちょっと特別な水上コテージを紹介しましょう。
サンブラス諸島へはパナマシティから小型飛行機で行くことも出来ますが、我々は車で2時間かけて対岸まで行き、そこからボートで渡りました。サンブラス諸島は広いので、島にもよりますが、だいたい15分〜1時間で到着します。全部で350以上もある島は、美しいビーチを持つリゾートの島、先住民族クナ(kuna)の人々が暮らす島、飛行場がある島などに分けられています。
イスラ・ペロ(Isla Perro)に代表されるリゾートの島では、カリブのビーチリゾートを満喫!
フィンやマスクを借りてスノーケリングを楽しんだり、サンブラス名物のイセエビや魚、とれたてのヤシの実ジュースを堪能することも出来ます。こちらはパナマ名物・バナナのパタコンに、カツオを揚げたもの。シンプルだけど美味しい〜!
一方、クナの人々が暮らす島々は、もう島の原型をとどめていないほど住居が建ち並んでいます。観光客を受け入れている島もあるので、興味がある方はボートの船長さんに言って、上陸させてもらいましょう。まるで要塞!
サンブラス諸島といえば、今や世界的に有名になった刺繍、モラの原産地。島内では伝統衣装を纏ったクナの女性がモラを編んでいる様子もあちこちで見られます。
もちろん、お土産の購入もOK! 自分の編んだモラをたくさん吊るして売っている光景も、よく目にします。
さて、問題は宿泊です。サンブラス諸島内には、高級なリゾートホテルはありません。いくつかのホテルがありますが、今回取材班が泊まったのは、コルビスキ島(Isla Korbiski)のこの「水上コテージ」。
とっても質素な作りの「水上コテージ」ですが、沖にあるリーフのおかげで心地よい波音が響きます。左隣の青い建物はトイレとシャワールーム。トイレが水洗なのはちょっとした驚き!
部屋の中には2段ベッドとシングルベッドが1台ずつ。ソーラーシステムによる照明やコンセントも備わっています。写真が散らかってるのは、スタッフが使用中のためです、すみません・・・
そして海側には、見事な眺めのバルコニーが! ここで満天の星空を眺めながらいただくパナマのビール。もうこの上ない贅沢です。
豪華ではありませんが、なかなか素敵な雰囲気の、コルビスキ島の「水上コテージ」。ちょっと普通の旅行に飽き足りた方に、「本気」でおすすめします。