世界最小の鳥 マメハチドリの子育て 巣立ち編
前回の記事では、ヒナが巣を出てホバリングの練習を始めたところまでお伝えしましたが、今回はいよいよ最終回、巣立ち編です。
さて、ホバリングを始めたといっても、まだまだ飛べないヒナたちは、巣の中で一生懸命羽繕い。産毛から成鳥の羽へ生え変わります。
それから数日で、ヒナは巣の外へ出るくらいまで成長します。それでもまだ、飛ぶことは出来ません。近くでは、母親(写真下)が心配そうにヒナ(写真上)を見つめています。
すると母親は、ヒナの目の前でホバリングを始めました。飛び方を教えているのでしょうか。何度も何度も、目の前でホバリングを繰り返します。
飛びました! すぐ隣の枝までですが、記念するべき第一歩。あと何日もすれば、大空へ羽ばたいていくことでしょう。
とはいえ、餌をもらったりなど、まだしばらくは母親の世話になります。親子3羽、無事に生き抜いていってほしいものですね。